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高森明勅
2015.8.10 04:11

皇后陛下のご快癒を祈り奉る

このところ暫く、皇后陛下のご体調が優れないとの報道に接し、
ご心配申し上げている。

東大病院での精密検査の結果、
強いストレスなどによる心筋虚血と診断されたという。

恐らく原因となる「強いストレス」は、私的というより、
公的・
国家的な性格のものである可能性が高いだろう。

皇后陛下が「ずんとする胸の痛み」を訴えられるようになったのは、
6月末頃。

となると、そのストレスの原因の正体も、
およそ絞られるのではなかろうか。

このストレスが公的・国家的なものであれば、
先年、
心臓のバイパス手術を受けられた天皇陛下ご自身も、
同様もしくはより大きなストレスに直面しておられると考えるべきだ。

両陛下が抱かれている深いご懸念、
ご憂慮を拝察申し上げるべきではないか。

皇后陛下の1日も早いご快癒を祈り奉る。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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